あなには今から自分の会社の経営者として社長になってください

社長室 マネーリテラシー

いまのあなたの財布やスマホにチャージされた金額はいくらですか?

毎月の収入と支出はいくらですか?

現在の預貯金など資産はどのくらいですか?

これを把握していない人は、結構多いのではないでしょうか。

特に40代後半になってくれば、老後資金に漠然とした「不安」をもっていないでしょうか。

わからないことがあると「不安」になりますよね。

わからなければ調べることによって明確にする事ができます。

明確になれば対処法も明確になってきますよね。

今回の記事を見ていただくことで、お金の流れを明確することができます。

また、具体的なアクションプランを提案し、不安解消モチベーションアップを提供します。

さて、今回は自分会社の経営者として「社長」になりお金の流れを把握することにしましょう。

どうせならワクワクするような「社名」を考えてみてもいいかもしれませんね。

私の場合も会社名をつけて「CEO」という肩書を勝手に決めています。

また、2畳のクローゼットからタンスなどを放り出して「CEO」室をつくっちゃいました。

そこに少しお洒落なテーブルとプレジデントチェア、パソコンを置いています。

この空間が秘密基地感もあって、落ち着いていい感じです。

機会があれば記事にしたいと思います。

それでは始めて行きましょう。

あなたの会社は「黒字」になっていますか?

まずは、毎月の収入から支出を差し引いてプラスになっているか確認してください。

収入ー支出(貯蓄は除きます) ≦ キャッシュフロー(残ったお金)

黒字になった方!おめでとうございます。素晴らしいですね。

毎月はマイナスだけど、ボーナスを合わせたら黒字になるかもという方もいるかもしれませんね。

ただ、ボーナスは会社の業績によっても変わります。

できれば毎月の給料で黒字にしておきたいところです。

もし、毎月いくら支出しているかわからないという方はいらっしゃますか。

その場合はとりあえず1か月間で、どのくらい使用したのか簡単な家計簿を作ってみてください。

細かくすると継続して付けることが難しくなるかもしれません。

なので、家計の4大固定費と言われる項目をメインにつけてみましょう。

固定費(ここでは毎月支払う定額のお金という意味です)とは次の4つです。

1.住宅費(家賃・住宅ローンなど)

2.保険料(生命保険・火災保険・損害保険など)

3.自動車費(自動車ローン・駐車場代・車検代など)

4.教育費(学校教育費・給食費・校外活動費など)

これらはある程度決まった金額ですから、通帳の記帳などで明確にできます。

あとは、変動費としてどのくらい支出しているかです。

変動費は例えば次の4つです。

1.水道光熱費(電気代・水道代・灯油代など)

2.通信費(スマホ代・プロバイダー契約料など)

3.交通費(ガソリン代・高速道路料金・交通運賃など)

4.食費

これらを踏まえて、1か月間の収支を出してみましょう。

あなたの会社を「赤字」から「黒字」にする。

最近1か月間の収支が「赤字」だった方や、「黒字」だったけどもっと増やす方法について書きます。

1番大切な事は「固定費」の見直しです。

変動費の見直しは、時には「辛い」と感じたり、その額も小さいことがあります。

食費を切り詰めて「ストレス」は溜まるけど、「お金」はそんなに貯まらない。

むしろ、頑張った反動で「浪費」しちゃった・・・

なんて笑えないですよね。

しかし、「固定費」は一度見直すとずっと節約できるのです。

私が家計の見直しをしたきっかけは、人事異動と所属会社が変わることでした。

年収ベースで2割の減額を想定して、家計の見直しをしました。

1.住宅費の借り換え(見直し)について

賃貸にお住まいの方は賃料についての交渉をしてみましょう。

契約更新の際に、付近でよい条件のところがあればそれを引き合いに交渉してみましょう。

仮に1万円安くなれば年間で12万円を節約できることになります。

持ち家で住宅ローンを支払っている方は、現在の適用金利がどのくらいか確認してみましょう。

団体信用生命保険(団信)に加入している場合は、後述の保険の見直しの際に検討しましょう。

(団体信用生命保険:契約者に万一のことがあった場合、ローンを肩代わりする保険)

団信にはいろいろな種類もあるので、機会があれば別の記事で紹介します。

持ち家か?賃貸か?これについては自分の金融資産状況や考え方によって答えは変わります。

私は場合は、プロフィールに書いたように木造平屋の賃貸に住んでいました。

新築戸建てを買う直前の私に逢えたら、「新築戸建は買うな!」と言っていたでしょう。

これについては別の記事で書きたいと思います。

「知らないと経済的に破滅するマイホーム購入時に知っておくべき事」

一般的に次の3つの条件に当てはまったら住宅ローンの借り換えを検討してみましょう。

1.借り換え先との金利差が1%以上

2.残債が1000万円以上

3.返済期間が10年以上

借り換えシミュレーションも無料でしてくれるところがありますので気軽にしてみましょう。

元本が大きいだけに1%の金利差でも総返済額が百万円単位で安くなります。

金利差が1%未満でも、低い金利のところを見つければそれを引き合いに金利交渉してみましょう。

借り換え手数料などで、明らかに自分が損するような金利差では相手にされないかもしれません。

少なくても借り換えでプラスマイナスゼロくらいの金利差があればダメもとで交渉してみましょう。

ちなみに私の場合は、とある信用金庫から変動金利で借りていました。

金利交渉して0.2%は下げるとの回答を得たのですが、ちがう信用金庫に借り換えをしました。

金利差は1%もなかったのですが、私の場合は別の目的もありました。

それは太陽光発電設備購入を借り換えに合わせて、住宅ローンに組み入れるためです。

当時は金融資産も少なかったのですが、住宅ローンで購入すると利回りがプラスになったからです。

おかげでオール電化料金で、ほぼシミュレーション通りの発電利回りでプラスになっています。

持ち家で外壁補修などを検討されている方は、合わせて太陽光も検討されてみても良いと思います。

太陽光は自宅の位置によって年間のシミュレーションをしてくれます。

節電の意識も高まりますが、一番助かったのは停電した時でした。

日中は太陽光発電のおかけで、不自由なく過ごせたのです。(注:発電規模によります)

保険料の見直しについて

私が入社したての自分に逢って助言できるなら、高額な生命保険に入るな!

そう言ってあげたい。

当時、独身であった私は保険外交員に勧められるまま月額2万円弱の終身保険に入りました。

保険の目的は何か

それはズバリ経済的に大きなダメージに備えることです。

従って、そもそもリスクが少ないものや、貯蓄で対応できるものに保険は必要なのでしょうか。

生命保険について

この世を去ってしまうリスクについては、感覚的に身の回りの同年代はどうでしょうか。

そして、後に残された人の経済的影響を考えてみてください。

例えば、20代前半で独身のひとに高額の死亡保険金が必要でしょうか。

あなたの両親が将来に受け取る年金受給額や預貯金、資産はどうなんでしょうか。

配偶者や子供がいるのなら、あなたが天国にいったあとは経済的にどうなるのでしょうか。

死亡退職金の支給額はいくらなのか。

遺族年金の支給額はいくらなのか。

子供の教育費は公立、私立でいくらかかるのか。

あなたがいなくなった家族の生活費はどのくらいなのか。

これらの定量的なデータは公的機関から発表されているので目安にしてみてはどうでしょうか。

マイホームのローンを支払っていて団体信用生命保険に加入していますか。

その場合は、万一の際はローンの残債がなくなるのでマイホームが資産として残ります。

そのため死亡保険金と近い性質があるので、万一の必要保証額の計算に入れることができます。

マイホームの資産価値は、簡易的には固定資産税の通知を目安にすることができます。

物件の資産価値については、別の記事で具体的に紹介します。

「だれも教えてくれない絶対に買ってはいけない不動産の見分け方」

厚生労働省の簡易生命表(死亡リスク)

令和元年簡易生命表の概況|厚生労働省
令和元年簡易生命表の概況について紹介しています。

日本年金機構(遺族年金)

https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/izokunenkin/jukyu-yoken/20150424.html

文部科学省(こどもの教育費)

結果の概要-平成30年度子供の学習費調査:文部科学省

総務省統計局(家計調査)

統計局ホームページ/家計調査(家計収支編) 調査結果
総務省統計局、統計研究研修所の共同運営によるサイトです。国勢の基本に関する統計の企画・作成・提供、国及び地方公共団体の統計職員に専門的な研修を行っています。

生活費は想像できる範囲で、次のように考えればより現実的な数字になるのでないでしょうか。

(今までの生活費)-(あなたが使っていたお金)

ちなみに、私は掛け捨てタイプの生命保険に入っています。

次のケースを想定して、毎年保険の見直しをしています。

1.天国に行ってしまった場合。(子供が卒業する年齢まで)

  必要保証額(右辺の不足額)=(遺族年金+死亡退職金など+家族の収入)-(必要学費+生活費)

2.生きてはいるが働けない場合。(子供が卒業する年齢まで)

  必要保証額(右辺の不足額)=(障害年金+退職金など+家族の収入)-(必要学費+生活費)

これらをエクセルの表で作成して、簡単な自動計算を組んでおくと簡単で便利です。

機会があれば、紹介したいと思います。

医療保険について

ケガ・病気のリスクについては、医療保険で対応できます。

大きな病気をすると○○〇万円も必要!!

入院は○○~〇〇〇日!!!

日帰り入院も一時金として支給!!

先進医療費〇〇〇〇万円!!

などの広告をみて、私は不安になったことが少なからずありました。

しかし、「高額療養費制度」を知ることで安心できました。

「健康保険」ゃ「国民健康保険」などに入っていれば、窓口での支払いは医療費の3割で済みます。

また、月ごとの自己負担限度額(所得区分による)を超える場合は、あとで払い戻してくれます。

例えば1か月で100万円を窓口で支払ったとしても、窓口では30万円を支払います。

そして、高額療養費制度で約20万円を払い戻してくれるので実質は約10万円で済みます。

おおよその計算ですので詳細は以下のリンクを参照してください。

厚生労働省(我が国の医療保険について)

我が国の医療保険について
我が国の医療保険についてについて紹介しています。

ただ、注意する点があります。

以下は高額療養費制度の対象外です。(最新データは厚生労働省HPで確認してください)

外来受診時の医療費

先進医療費

自由診療費

病院への交通費

入院中の食事代

差額ベット代

ちなみに、私は掛け捨てタイプの医療保険に入っています。

自動車保険について

私はドライブが好きで、少しいい車に乗っています。

当然、維持費もかかるのですが、これだけは外せません。

私は社会人になって、2年間は車も免許も持っていませんでした。

なので、その間に貯金は150万円ほどになっていました。

免許を取り、新車を自動車ローンで買いました。

私が車を買う前の自分に逢えたら、「どうしたも買うなら中古の車を現金で買え!」

「対人対物は無制限の保険に入り、車両保険は不要だ!」

そう言うと思います。

車は4大固定費の中に入っている、お金を多く消費するものです。

都心部などで、交通に不便がなければ車を所有しなければそれだけで大きく支出を減らせます。

しかし、車を所有している方については以下の見直しをお勧めします。

契約条件の見直し

保険会社により特徴がありますが「年齢条件」「運転者限定条件」があります。

これら限定条件をつけていて、どうしても心配な時は1日自動車保険で対応できます。

あとは「ゴールド免許割引」など、いろいろとありますので保険会社を比較しましょう。

そして毎月ではなく、年間でどのくらい安くできるのか考えましょう。

万が一の時の賠償金は、相手によって高額になります。

自分のためにも、相手のためにも「対人・対物保険」は無制限の一択しかありません。

車の「車両保険」については、基本的には貯金で備えることで「不要」です。

だけど、貯金がないから万が一の時は困る・・・

若い時から無事故で、等級もアップしてるからやめるのはもったいない・・・(サンクコスト効果)

その気持ちはよーくわかります。

なので、よーくご自身で考えてください。(ここが一番大事です

「車両保険」は修理費用が払いない場合の備えです。

そこまで必要なものなのか。

ちなみに、私の場合は車両保険に入っています。

理由は2つあります。

ひとつは高級車に乗っていること。(修理費用の備えが、十分でない)

もうひとつは災害リスクのある駐車場であること。

なので、この条件がなくなれば「車両保険」は、躊躇なくやめるつもりです。

番外編として、リセール(中古車として価値のたかいもの)の良い車が被災した時の裏技

について、別の記事で記載したいと思います。

通信費(スマホ代・プロバイダー契約料など)の見直しについて

当時はいわゆる大手キャリアに入っていました。

子供も成長しスマホを持たせることになると4人で月2万円を超える計算でした。

そこでスマホを格安SIMに替え、iPhoneを購入しました。

キャリアに対しての途中解約違約金や端末代金の購入費用を合計して計算しました。

すると、3年も経てば脱キャリアにかかった費用を採算がとれることがわかりました。

脱キャリアのデメリットは

キャリアメールが使用できない。

大手キャリアに比較すると、遅くなることがある。(通信混雑時間帯)

LINEのID検索が行えない

などありますが、それよりも毎月のキャッシュフローの改善の効果が大きいです。

また、自宅で使うことが多い場合はWi-Fi環境があれば不便は感じません。(個人的感想です)

プロバイダー契約の見直しについては、競合するところがあれば検討をお勧めします。

特に乗り換えキャンペーンをしている場合は、違約金を肩代わりしてくれることもあります。

競合するところがあれば、手間は必要ですが数年間は安く通信費を利用できる可能性があります。

教育費の見直しについて

あなたが使ってきたお金で、1番無駄だったと思ったのは何か。

あるアンケート調査では、「教育費」が1番だったそうです。

家族で話し合い、本当に必要なのか検討する必要があると思います。

お金をかけなくても、本人にやる気があればいくらでも勉強ができる方法はあります。

自分たちの大切なものは何か、しっかりとした共通認識を持つことが見直しにつながります。

最後に

現代はいろいろな情報で溢れています。

楽で、簡単に、確実に、お金が儲かる!!!

そんな事が現実の世の中で通用する世界を想像してみてください。

そこは法治国家ですか?

お金って何ですか?

人の不幸の上に、自分の幸福を築くような人は幸せですか?

お金はすべてではありませんが大切なものです。

お金で買えないものはありますが、お金でないと買えないものがあります。

あなたの大切な人のためにも、是非ともお金の勉強をして幸せな日々を過ごしていきましょう。

今のあなたが人生で一番若い時です。

今から幸せの歯車を回していきましょう。

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